大阪で会社設立の代行はどこがおすすめか|6軸で採点した比較表と、0円の条件
大阪で会社設立の代行を探すと、「手数料0円」という表示がいくつも出てきます。ところが実際に払う金額は各社でかなり違いますし、0円になる条件も同じではありません。手数料の数字だけを並べても、どれがおすすめか決められないのはそのためです。
この記事は、大阪市・堺市・東大阪市・北摂などで会社を設立しようとしていて、地元の司法書士や税理士に頼むか、全国対応のクラウドサービスを使うか、自分で登記まで進めるかを決めかねている方に向けて書いています。判断の材料をそろえるために、実際に公式サイトを開いて確認できた事業者だけを6つの軸で採点しました。
本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。掲載している料金・条件は、2026年9月に各社の公式サイトを実際に開いて確認できた範囲のものです。確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と書いています。順位は当サイトの採点によるものです。
大阪で会社設立の代行を比べるとき、手数料は判断材料の一部でしかない

会社設立にかかるお金は、大きく2つに分かれます。国などに納める法定費用(実費)と、依頼先に払う代行手数料です。各社のサイトで大きく出ているのは後者のほうですが、実際に財布から出ていく金額は前者のほうが圧倒的に大きくなります。
大阪で株式会社を設立する場合、登録免許税だけで最低15万円かかります。これに定款認証の公証人手数料と謄本代が乗ります。手数料が9万円の事務所と0円の事務所を比べても、差は9万円で、その9万円のために税務顧問契約が付いてくるなら、1年で見た負担は逆転することもあります。
会社設立の費用は「誰に頼んでも同じ部分」が大きい
会社設立の実費のうち、登録免許税と定款認証の手数料は法律で決まっています。つまり大阪のどの事務所に頼んでも、この部分は変わりません。変わるのは代行手数料と、電子定款を使えるかどうかの2点だけです。紙の定款だと収入印紙が4万円かかりますが、電子定款ならこれが不要になります。会社設立の代行を頼む価値のひとつは、この4万円を確実に浮かせられるところにあります。
そう考えると、会社設立の依頼先を比べるときに見るべきなのは「手数料がいくらか」ではなく「実費まで含めた総額がいくらになるか」です。手数料0円でも電子定款が別料金なら、総額では逆転することがあります。この記事の比較表で株式会社と合同会社の総額を並べているのは、そのためです。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年9月時点)
おすすめを決めるために使った6つの軸

「おすすめ」を出す以上、何を基準にしたおすすめなのかを同じページで示す必要があります。消費者庁は2024年9月に「No.1表示に関する実態調査報告書」を公表し、合理的な根拠のない順位づけを問題としています。そこでこの記事では、次の6つの軸を各10点、合計60点満点で採点しました。
大阪の比較サイトとして、とくに重く見ているのが5番目の軸です。全国対応のクラウドサービスは、大阪市の特定創業支援等事業の証明書を取ってくれるわけではありませんし、本店所在地から管轄の法務局を案内してくれるわけでもありません。これは事実として書くべきことで、そのためにサービスの価値が低いという意味ではありません。

出典:消費者庁「「No.1表示に関する実態調査報告書」の公表について」(2026年9月時点)
6軸で採点した結果(採点表)

公式サイトを実際に開いて確認できた事業者を、6軸で採点した結果です。点数が下のものを下に置いています。広告の出稿があるかどうかで並び順を変えることはしていません。
| 順位 | 事業者 | 拠点 | 代行手数料 | 実費込みの総額 | 電子定款 | 利用条件のゆるさ | 大阪の制度への対応 | 登記までの日数 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 司法書士法人やまぎわ | 大阪市北区 | 6 | 9 | 10 | 10 | 7 | 8 | 50 |
| 2位 | ほまれ税理士法人 | 大阪市中央区久太郎町(大阪メトロ本町駅・堺筋本町駅) | 6 | 9 | 10 | 5 | 7 | 9 | 46 |
| 3位 | 弥生のかんたん会社設立 | 全国オンライン | 10 | 8 | 7 | 7 | 5 | 8 | 45 |
| 4位 | 行政書士南大阪法務事務所 | 堺市西区 | 5 | 7 | 10 | 10 | 7 | 6 | 45 |
| 5位 | おおぞら共同司法書士事務所 | 大阪市北区 | 6 | 8 | 10 | 10 | 6 | 2 | 42 |
| 6位 | ハートランド税理士法人 | 大阪(当該ページで拠点の住所を確認できなかった) | 6 | 8 | 10 | 3 | 5 | 9 | 41 |
| 7位 | 司法書士・社会保険労務士・行政書士 いとう事務所 | 吹田市朝日町 | 5 | 7 | 10 | 10 | 7 | 2 | 41 |
| 8位 | freee会社設立 | 全国オンライン | 10 | 5 | 7 | 7 | 3 | 8 | 40 |
| 9位 | 大川司法書士・行政書士事務所 | 大阪市福島区 | 6 | 10 | 10 | 6 | 6 | 2 | 40 |
| 10位 | 大阪市梅田会社設立センター | 大阪市北区(阪神 大阪梅田駅 徒歩1分/阪急 大阪梅田駅 徒歩7分) | 6 | 7 | 10 | 3 | 6 | 8 | 40 |
| 11位 | みんなの会計事務所 | 大阪市北区 | 6 | 6 | 10 | 3 | 6 | 8 | 39 |
| 12位 | マネーフォワード クラウド会社設立 | 全国オンライン | 10 | 9 | 8 | 7 | 3 | 2 | 39 |
| 13位 | 司法書士法人大阪泉北合同事務所 | 和泉市 | 2 | 6 | 10 | 10 | 7 | 2 | 37 |
| 14位 | 法人設立ワンストップサービス | 全国オンライン | 10 | 6 | 8 | 8 | 2 | 2 | 36 |
| 15位 | ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス | 大阪市北区(大阪駅前第三ビル・阪急梅田)、大阪市中央区(難波) | 6 | 5 | 10 | 3 | 7 | 2 | 33 |
| 16位 | 大阪会社設立センター | 大阪府(当該ページで拠点の住所を確認できなかった) | 6 | 4 | 2 | 3 | 4 | 7 | 26 |
| 17位 | 原司法書士事務所 | 岸和田市 | 2 | 2 | 2 | 10 | 7 | 2 | 25 |
| 18位 | 司法書士・行政書士けやき法務事務所 | 東大阪市小阪本町 | 2 | 2 | 2 | 10 | 7 | 2 | 25 |
※ 各軸10点満点の60点満点。確認時点の各社公式サイトの表示にもとづく当サイト調べです。公式サイトに記載がない項目は加点していません。順位は定期的に見直します。
上位に来たのは、顧問契約を条件にせず、料金の内訳をきちんと公開している事務所でした。手数料0円をうたう事業者が上位に来にくいのは、軸4(利用条件のゆるさ)で点が伸びないためです。0円が悪いという話ではなく、条件を含めて見ると総合点が変わる、というだけのことです。
もうひとつ見えてきたのは、大阪に拠点がある事務所ほど、会社設立の総額を細かく公開しているという傾向です。資本金や役員の人数を前提として示したうえで、内訳を項目ごとに並べている事務所が複数ありました。会社設立は多くの方にとって一度きりの手続きなので、こうした情報公開の姿勢は、そのまま相談のしやすさにつながります。

出典:消費者庁「景品表示法」(2026年9月時点)
拠点と顧問契約の要否を並べた比較表

金額だけの比較表は、条件が抜け落ちるので危険です。この表では拠点と顧問契約の要否を必ず並べています。拠点は、大阪の制度や管轄について対面で相談できるかに関わりますし、顧問契約の要否は「0円」の意味そのものを変えるからです。
| 事業者 | 拠点 | 代行手数料 | 株式会社の総額 | 合同会社の総額 | 電子定款 | 顧問契約の要否 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 司法書士法人やまぎわ | 大阪市北区 | 株式会社(大阪)88,000円(税込)/株式会社(全国)99,000円/合同会社88,000円/一般社団法人(大阪)110,000円 | 資本金50万円で約260,000円、資本金100万円で約285,000円、資本金300万円で約295,000円(いずれも概算表示) | 約153,000円(概算表示) | 対応(定款印紙代4万円が無料と表示) | 顧問契約不要と明示。実費は登記事項証明書・法人印鑑証明書・郵送費等で5,000円程度(概算) |
| ほまれ税理士法人 | 大阪市中央区久太郎町(大阪メトロ本町駅・堺筋本町駅) | 0円(代行手数料55,000円を同額割引。合同会社は33,000円を同額割引) | 実質55,000円(自分で設立した場合205,000円との比較表示)。内訳は定款認証印紙代0円+定款認証手数料15,000円+登録免許税150,000円+代行手数料55,000円−代行手数料割引55,000円−特別割引110,000円 | 実質0円(自分で設立した場合60,000円との比較表示)。内訳は登録免許税60,000円+代行手数料33,000円−代行手数料割引33,000円−特別割引60,000円 | 対応(定款認証印紙代0円) | 特別割引は税理士顧問契約セットの利用者のみに適用され、初年度決算料から割り引く形。税理士顧問契約の期間の縛りはないと表示 |
| 弥生のかんたん会社設立 | 全国オンライン | 0円(サービス登録と書類作成は無料) | 172,000〜207,000円(弥生のかんたん会社設立の利用時) | 65,000円(弥生のかんたん会社設立の利用時) | 対応(紙定款に必要な印紙代40,000円が不要)。電子定款作成またはオンライン申請システムの利用料5,000円が発生するが、弥生会計Nextの年契約で無料と表示 | 弥生会計Nextの年契約により5,000円が無料になる。契約は必須ではない |
| 行政書士南大阪法務事務所 | 堺市西区 | 株式会社(全てお任せプラン)弊所報酬77,000円+司法書士報酬50,000〜100,000円/合同会社(設立サポートプラン)弊所報酬55,000円+司法書士報酬50,000〜100,000円 | 約300,000〜350,000円 | 約160,000〜200,000円 | 対応(いずれの場合も電子定款に対応しており印紙税4万円は不要と明示) | 顧問契約を条件とする記載は確認できなかった |
| おおぞら共同司法書士事務所 | 大阪市北区 | 70,000円〜(設立後費用は0円と表示) | 資本金100万円以下かつ役員2名以下のケースで277,600円(定款認証印紙代0円+定款認証手数料52,000円+登録免許税150,000円+電子認証手数料0円+司法書士手数料75,600円)。自分で設立した場合は242,000円と比較表示 | 公式サイトに記載なし(株式会社設立を専門として案内している) | 対応(電子認証手数料0円、定款認証印紙代0円) | 顧問契約は不要。ページ内で「税理士事務所の手数料0円は顧問契約が条件」と比較して説明している |
| ハートランド税理士法人 | 大阪(当該ページで拠点の住所を確認できなかった) | 0円(会社設立後に顧問契約を結んだ場合)。顧問契約なしの場合は33,000円 | 税務顧問契約付きで77,000円(特別値引き165,000円を適用)。顧問契約なしで240,500円。自分で設立した場合は242,000円と比較表示 | 公式サイトに記載なし | 対応(定款認証印紙代が40,000円から0円になると表示) | 手数料0円は会社設立後の顧問契約が条件 |
| 司法書士・社会保険労務士・行政書士 いとう事務所 | 吹田市朝日町 | 司法書士報酬 105,000〜157,500円(税込)。役員構成や資本金などにより30%の範囲内で変動すると表示 | 306,500〜404,000円(定款謄本2通・登記簿謄本3通・印鑑証明書3通を含む場合) | 公式サイトに記載なし | 対応(電子認証を利用すると、書面申請の場合に貼付する収入印紙4万円が不要になると表示) | 顧問契約を条件とする記載は確認できなかった |
| freee会社設立 | 全国オンライン | 0円(freee会社設立の利用料金は0円) | 約16万7,000〜24万2,000円 | 約6万2,000〜10万2,000円 | 対応(電子定款により認証時の収入印紙代4万円が不要)。電子定款代行は行政書士との委任契約で費用が発生するが、freee会計の年間契約により5,000円分を同社が負担すると表示 | 電子定款の費用負担を受けるには freee会計の年間契約が必要。書類作成そのものは無料 |
| 大川司法書士・行政書士事務所 | 大阪市福島区 | 特別報酬プラン35,000円(税別)/通常プラン85,000円(税別)。合同会社は特別35,000円/通常75,000円 | 特別報酬プラン217,000円(税別)/通常プラン267,000円(税別)。いずれも資本金100万円未満・発起人と役員が同一の一人の場合。内訳は定款認証実費約32,000円+定款の印紙0円+登録免許税150,000円+事務所報酬 | 特別報酬プラン95,000円(税別)/通常プラン135,000円(税別)。資本金800万円以下・役員が一人の場合。内訳は定款認証実費なし+定款の印紙0円+登録免許税60,000円+事務所報酬 | 対応(電子定款対応により定款の印紙は0円) | 特別報酬プランは、士業専門家ネットワークの税理士と顧問契約を結ぶことが条件。通常プランなら顧問契約なしで依頼できる |
| 大阪市梅田会社設立センター | 大阪市北区(阪神 大阪梅田駅 徒歩1分/阪急 大阪梅田駅 徒歩7分) | 0円(当社手数料0円と表示) | 62,000円(税抜)/内訳:定款認証印紙代0円+定款認証手数料32,000円+登録免許税150,000円+当社手数料0円 | 内訳の表示は 定款認証印紙代0円+登録免許税60,000円+当社手数料0円。合計欄の表示が判読できなかったため、合同会社の総額は公式サイトで再確認すること | 対応(電子定款により定款認証印紙代4万円が0円) | 手数料0円は税務顧問契約とセット。税務顧問費用は初年度最大120,000円の割引があり、割引額は契約により変動すると表示 |
| みんなの会計事務所 | 大阪市北区 | 0円 | 124,000〜200,000円(キャッシュバック適用時) | 4,000〜60,000円(キャッシュバック適用時) | 対応(電子定款のため印紙代は不要と明示) | 手数料0円は、会社設立後に最低1年間の税務顧問契約を締結する場合に適用 |
| マネーフォワード クラウド会社設立 | 全国オンライン | 0円(サービス利用料0円) | 17万2,000円(定款作成手数料・印紙代5,000円+定款認証1万7,000円+登録免許税15万円) | 6万5,000円(定款作成手数料・印紙代5,000円+登録免許税6万円) | 対応。電子定款により収入印紙4万円が不要になり、定款作成手数料・印紙代は5,000円と表示(自分で紙定款を作る場合は4万円) | マネーフォワード クラウドの有料プラン契約で電子定款作成費用5,000円が無料になる特典あり。契約は必須ではない |
| 司法書士法人大阪泉北合同事務所 | 和泉市 | 公式サイトに司法書士報酬の内訳の記載なし(総額のみ表示) | 32万円〜35万円(登録免許税等の実費込みのトータル費用として表示) | 25万円〜27万円(同上) | 対応(定款電子認証に対応し、40,000円の印紙代が不要と明示) | 顧問契約を条件とする記載は確認できなかった |
| 法人設立ワンストップサービス | 全国オンライン | 0円(公的サービスのため利用料はかからない) | 法定費用のみ(サービス自体の手数料はない) | 法定費用のみ(サービス自体の手数料はない) | マイナンバーカードによる電子署名を用いる。定款認証の嘱託を含む手続をオンラインで行える | マイナンバーカードと対応する読み取り環境が必要。契約などの前提はない |
| ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス | 大阪市北区(大阪駅前第三ビル・阪急梅田)、大阪市中央区(難波) | 0円 | 約67,000円(セット割引と特別割引を適用した場合) | 公式サイトに記載なし | 対応(電子定款を利用するため収入印紙代4万円がかからないと明示) | 手数料0円は税務顧問とのセット契約が条件 |
| 大阪会社設立センター | 大阪府(当該ページで拠点の住所を確認できなかった) | 手数料無料と表示 | 「手数料無料&128,000円のみ」と表示。株式会社・合同会社それぞれの内訳はページ内のタブで切り替わる形になっており、静的なページからは確認できなかった。株式会社は登録免許税だけで15万円かかるため、この128,000円に何が含まれるかは要確認 | 上と同じ表示。内訳を確認できなかった | 公式サイトに記載なし | 設立後に顧問税理士を利用する前提で費用を抑える建て付け |
| 原司法書士事務所 | 岸和田市 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 顧問契約を条件とする記載は確認できなかった |
| 司法書士・行政書士けやき法務事務所 | 東大阪市小阪本町 | 公式サイトに記載なし(初回40分の相談料は無料と表示) | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに料金・対応の明示なし | 顧問契約を条件とする記載は確認できなかった |
※ 確認時点の各社公式サイトの表示にもとづきます。記載がない項目は「公式サイトに記載なし」としています。料金・条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。掲載は当サイト調べです。
表は横に長いので、スマートフォンでは表の中だけが横にスクロールします。画面の幅が狭いときはカード型の並びに切り替わるので、1件ずつ拠点と条件を確かめてください。

出典:消費者庁「景品表示法関係ガイドライン等」(2026年9月時点)
「手数料0円」の条件は、大阪の事業者でも各社ばらばらだった

今回確認した範囲では、手数料0円を掲げている事業者がいくつもありました。ただし0円になる条件は同じではありません。設立後に最低1年間の税務顧問契約を求めるところ、税務顧問とのセット契約が前提のところ、顧問契約は必要でも期間の縛りはないと明記しているところ、会計ソフトの年間契約で電子定款の費用を負担するところがありました。
- 最低1年の税務顧問契約が条件:途中で解約できないため、年間の顧問料まで含めて考える必要があります
- 税務顧問とのセット契約が条件:契約期間の記載がない場合、必ず問い合わせて確かめてください
- 顧問契約は必要だが期間の縛りなし:合わなければ変えられるので、条件としては軽いほうです
- 会計ソフトの年間契約で無料:ソフトを使う予定があるなら実質の負担は小さくなります
興味深いことに、大阪のある司法書士事務所は自分のサイトで「税理士事務所の手数料0円は顧問契約が条件で、月2万円なら年24万円になる」と比較して説明していました。条件を同じ場所に書くという姿勢は、依頼先を選ぶうえで一つの目安になります。
会社設立の手数料が0円になること自体は、利用者にとって悪い話ではありません。問題になるのは、条件を知らないまま申し込んでしまう場合です。大阪で会社設立を頼むときも、0円の表示を見たら「では、その分どこで採算を取っているのか」を一度考えてみてください。多くの場合は設立後の顧問料であり、それが必要な人にとってはむしろ合理的な組み合わせになります。

参考:消費者庁「「No.1表示に関する実態調査報告書」の公表について」(2026年9月時点)
定款認証の1万5,000円の区分を反映している事業者は少なかった

2024年12月1日から、株式会社の定款認証手数料に新しい区分ができました。資本金の額等が100万円未満で、発起人の全員が自然人かつ3人以下、発起設立、取締役会を置かない、という条件をすべて満たすと1万5,000円になります。
今回18件を確認したところ、この区分を料金表に反映していたのは3件だけでした。残りは3万2,000円や5万2,000円といった従来の金額のままで、なかには「資本金100万円未満・役員1〜2名」を前提にしたプランなのに、高い区分の額を使っているものもありました。
料金表が古いこと自体は、その事務所が不誠実だという意味ではありません。ただし総額を比べるときの前提がずれるので、見積もりのときに「自分の条件だと定款認証はいくらになるか」を必ず確かめてください。

出典:日本公証人連合会「公証人手数料令の一部を改正する政令の公布について」(2026年9月時点)
大阪の制度に対応できるかどうかで、総額はさらに変わる

6軸の5番目に置いた「大阪の制度・管轄への対応」は、金額に直接効いてきます。大阪市などの特定創業支援等事業の証明書があれば、登録免許税が株式会社で7万5,000円、合同会社で3万円まで下がるからです。代行手数料の差より大きくなることもあります。
ただしこの証明書は、依頼先が取ってくれるものではありません。本店を置く市町村の講座などで4回以上かつ1か月以上の支援を受け、自分で申請して交付を受ける必要があります。大阪市の場合、交付手数料は無料で、申請から交付まではおおむね10日程度が目安です。
会社設立の代行を頼むかどうかを考えるとき、この証明書の存在は見落とされがちです。代行手数料を数万円安くすることばかりに目が向きますが、証明書ひとつで7万5,000円が動くのですから、大阪で会社設立をするなら、まずこちらを検討したほうが効果は大きくなります。講座の日程が合うかどうかも含めて、早めに市町村の窓口を確認してください。
全国対応のクラウドサービスを使う場合、この段取りは自分で進めることになります。3社のうち1社は、証明書による軽減について「紙申請なら対応、オンライン申請は法務局に相談」と自社のページに明記していました。大阪で軽減まで狙うなら、こうした案内があるかどうかも見ておくのがおすすめです。

出典:大阪市「特定創業支援等事業」(2026年9月時点)
まとめ:あなたに合うのはどれか、条件で分ける

ここまで6軸で採点してきましたが、全員にとっての1位というものはありません。設立の後に何をしたいかで、選ぶべき相手は変わります。最後に、大阪でよくある条件ごとに整理しておきます。
会社設立の依頼先選びで後悔しやすいのは、「安いと思って選んだら条件が付いていた」「急いでいたのに日程が合わなかった」の2つです。どちらも、見積もりの段階で会社設立の総額と条件を文章で確認しておけば避けられます。大阪には選択肢が十分にあるので、1社だけ見て決める必要はありません。
どの道を選んでも、本店をどこに置くかだけは先に決めておく必要があります。住所が決まれば申請先の法務局は自動的に決まり、証明書を取るべき市町村も決まるからです。大阪で会社設立を進めるなら、まずそこから固めるのがおすすめです。

出典:大阪法務局「取扱事務一覧表(商業・法人登記、電子認証)」(2026年9月時点)
気になる依頼先が見つかったら、申し込む前に「自分の資本金と役員構成だと、実費込みでいくらになるか」と、「その金額になる条件は何か」の2つを、必ず問い合わせて確かめてください。この記事の金額は各社が公式サイトに載せている条件での表示であって、あなたの会社の条件でそのまま当てはまるとは限りません。
大阪には、顧問契約を前提としない司法書士事務所も、設立後の税務まで一緒に見てくれる税理士法人も、自分で進めるための公的なオンライン窓口もそろっています。どれがおすすめかは、設立の後に何をしたいかで変わります。費用をいちばん小さくしたいのか、設立後の相談相手も同時に決めたいのか、そこを先に決めておくと、比較表の見え方が変わってくるはずです。
料金と制度はどちらも変わります。この記事の数字も、実際に動く前にもう一度、各社の公式ページと自治体の公式ページでご確認ください。大阪での会社設立が、納得のいく形で進むことを願っています。
他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください
掲載順に優劣の意味はありません。並び順はページごとに変えており、順位付けではありません。いずれも当サイトが実際に検索してURLの存在を確認したサイトです(確認時点の情報のため、移転・終了している場合があります)。
- 会社設立を司法書士に依頼するメリットは?(リーパル会計事務所)
登記申請を代理できるのは誰かという観点から、司法書士に頼む場合の費用相場を整理した記事。
leapal.jp - 法人化(会社設立)の税理士費用はいくら?(大阪の税理士)
法人化を税理士に頼むタイミングと費用相場を、大阪の税理士が段階に分けて解説した記事。
kani-tax.com - 会社設立(司法書士・社会保険労務士・行政書士 いとう事務所)
吹田市の事務所が、会社設立の報酬と実費の内訳を項目ごとに示しているページ。
sihou-110.com - 費用(司法書士法人大阪泉北合同事務所)
和泉市の司法書士法人が、会社設立の実費込みの総額を株式会社・合同会社別に示しているページ。
osakasenboku-shihou.jp - 大阪で会社設立するなら(ベンチャーサポートグループ)
梅田・難波に拠点を置くグループが、大阪での会社設立の支援内容をまとめたページ。
vs-group.jp - 会社設立(大川司法書士・行政書士事務所)
大阪の司法書士・行政書士事務所が、会社設立の手続と費用を案内しているページ。
o-shihousyoshi-osaka.com - 大阪で会社設立する費用と手順を完全解説(弁護士法人)
会社法の観点から、大阪で会社設立するときの費用と手順を通しで説明した記事。
law-bright.com - 高槻市や茨木市など北摂地域において会社設立する場合の管轄法務局について(司法書士中嶋国際法務事務所)
高槻の司法書士が、北摂で会社設立する場合の管轄が北大阪支局になることを説明した記事。
nakajimalaw.net - 司法書士による無料相談(東大阪市)
東大阪市が案内している司法書士の無料相談。登記の相談先として使える公的な窓口。
city.higashiosaka.lg.jp - 会社設立時の登録免許税とは?半額制度や納付方法などを解説
登録免許税の計算方法と、特定創業支援等事業による半額の仕組みを早見表で説明した記事。
vs-group.jp - 会社設立にかかる登録免許税とは?計算方法や半額にする方法(弥生)
登録免許税の計算と、証明書で半額にする方法を初めての人向けに整理した記事。
yayoi-kk.co.jp - 会社設立の費用・税金を半額にする方法(司法書士おおざわ事務所)
大阪市淀川区の司法書士事務所が、特定創業支援等事業による軽減の受け方を解説したページ。
office-oozawa.com - 【高槻公証役場】電子定款認証手続きの流れと持ち物(司法書士中嶋国際法務事務所)
高槻公証役場での電子定款認証の流れと持ち物を、北摂の司法書士が具体的に書いた記事。
nakajimalaw.net - 司法書士・行政書士けやき法務事務所(東大阪市)
河内小阪駅近くの事務所。会社設立や役員変更の登記を扱い、初回40分の相談は無料。
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豊中市の司法書士事務所が、商業・法人登記の管轄を市町村別にまとめた記事。
standard-office.jp - 大阪法務局 商業・法人登記の管轄区域一覧(OMI税理士法人)
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setsuritsu-zeirishi.com - 会社設立の登録免許税が半額になる?(司法書士法人C-first)
特定創業支援等事業の証明書で登録免許税が半額になる条件を、司法書士法人が説明した記事。
c-first.jp - 原司法書士事務所(岸和田市)
岸和田市の司法書士事務所。泉州一円を対応地域として会社・法人登記を扱う。
hara-shihoushoshi-kishiwada3372.com - 商業・法人登記事務の取扱庁変更について(大阪法務局)
どの庁が商業・法人登記を扱うかの変更を知らせる大阪法務局の公式ページ。
houmukyoku.moj.go.jp - 商業・法人登記(大阪法務局)
大阪法務局の商業・法人登記の入口。申請書の様式や手続の案内がまとまっている。
houmukyoku.moj.go.jp
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