大阪で会社設立するなら、おすすめの依頼先を比べて決めるメディア 大阪の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

大阪で会社設立の代行はどこがおすすめか|6軸で採点した比較表と、0円の条件

会社設立 大阪 おすすめ 代行サービス 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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この記事は、大阪で会社設立の依頼先を決めきれていない方に向けたものです

大阪で会社設立の代行を探すと、「手数料0円」という表示がいくつも出てきます。ところが実際に払う金額は各社でかなり違いますし、0円になる条件も同じではありません。手数料の数字だけを並べても、どれがおすすめか決められないのはそのためです。

この記事は、大阪市・堺市・東大阪市・北摂などで会社を設立しようとしていて、地元の司法書士や税理士に頼むか、全国対応のクラウドサービスを使うか、自分で登記まで進めるかを決めかねている方に向けて書いています。判断の材料をそろえるために、実際に公式サイトを開いて確認できた事業者だけを6つの軸で採点しました。

本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。掲載している料金・条件は、2026年9月に各社の公式サイトを実際に開いて確認できた範囲のものです。確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と書いています。順位は当サイトの採点によるものです。

大阪で会社設立の代行を比べるとき、手数料は判断材料の一部でしかない

大阪で会社設立の代行を比べるとき、手数料は判断材料の一部でしかない/大阪の会社設立の代行を比べる

会社設立にかかるお金は、大きく2つに分かれます。国などに納める法定費用(実費)と、依頼先に払う代行手数料です。各社のサイトで大きく出ているのは後者のほうですが、実際に財布から出ていく金額は前者のほうが圧倒的に大きくなります。

大阪で株式会社を設立する場合、登録免許税だけで最低15万円かかります。これに定款認証の公証人手数料と謄本代が乗ります。手数料が9万円の事務所と0円の事務所を比べても、差は9万円で、その9万円のために税務顧問契約が付いてくるなら、1年で見た負担は逆転することもあります。

会社設立の費用は「誰に頼んでも同じ部分」が大きい

会社設立の実費のうち、登録免許税と定款認証の手数料は法律で決まっています。つまり大阪のどの事務所に頼んでも、この部分は変わりません。変わるのは代行手数料と、電子定款を使えるかどうかの2点だけです。紙の定款だと収入印紙が4万円かかりますが、電子定款ならこれが不要になります。会社設立の代行を頼む価値のひとつは、この4万円を確実に浮かせられるところにあります。

そう考えると、会社設立の依頼先を比べるときに見るべきなのは「手数料がいくらか」ではなく「実費まで含めた総額がいくらになるか」です。手数料0円でも電子定款が別料金なら、総額では逆転することがあります。この記事の比較表で株式会社と合同会社の総額を並べているのは、そのためです。

この記事で「おすすめ」と言うときの意味順位は、下で説明する6つの軸を各10点・合計60点満点で採点した結果です。点数は公式サイトで確認できた情報にもとづくもので、事務所の質そのものを測ったものではありません。とくに料金を公開していない事務所は点数が低く出ますが、それは情報公開の度合いを反映しているだけです。
株式会社の内訳(大阪・電子定款・資本金100万円未満)
法定費用は共通で、差がつくのは代行手数料の部分です。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年9月時点)

おすすめを決めるために使った6つの軸

おすすめを決めるために使った6つの軸/大阪の会社設立の代行を比べる

「おすすめ」を出す以上、何を基準にしたおすすめなのかを同じページで示す必要があります。消費者庁は2024年9月に「No.1表示に関する実態調査報告書」を公表し、合理的な根拠のない順位づけを問題としています。そこでこの記事では、次の6つの軸を各10点、合計60点満点で採点しました。

大阪の比較サイトとして、とくに重く見ているのが5番目の軸です。全国対応のクラウドサービスは、大阪市の特定創業支援等事業の証明書を取ってくれるわけではありませんし、本店所在地から管轄の法務局を案内してくれるわけでもありません。これは事実として書くべきことで、そのためにサービスの価値が低いという意味ではありません。

この採点でしていないこと対応の丁寧さ、担当者との相性、設立後のサポートの手厚さは採点していません。公式サイトの表示から機械的に確かめられないためです。最終的な判断は、必ずご自身で問い合わせたうえで行ってください。
6軸の見どころ
6つの軸と、それぞれで見ているところ。

出典:消費者庁「「No.1表示に関する実態調査報告書」の公表について」(2026年9月時点)

6軸で採点した結果(採点表)

6軸で採点した結果(採点表)/大阪の会社設立の代行を比べる

公式サイトを実際に開いて確認できた事業者を、6軸で採点した結果です。点数が下のものを下に置いています。広告の出稿があるかどうかで並び順を変えることはしていません。

6つの軸で採点した結果(60点満点)
順位事業者拠点代行手数料実費込みの総額電子定款利用条件のゆるさ大阪の制度への対応登記までの日数合計
1位司法書士法人やまぎわ大阪市北区6910107850
2位ほまれ税理士法人大阪市中央区久太郎町(大阪メトロ本町駅・堺筋本町駅)691057946
3位弥生のかんたん会社設立全国オンライン108775845
4位行政書士南大阪法務事務所堺市西区5710107645
5位おおぞら共同司法書士事務所大阪市北区6810106242
6位ハートランド税理士法人大阪(当該ページで拠点の住所を確認できなかった)681035941
7位司法書士・社会保険労務士・行政書士 いとう事務所吹田市朝日町5710107241
8位freee会社設立全国オンライン105773840
9位大川司法書士・行政書士事務所大阪市福島区6101066240
10位大阪市梅田会社設立センター大阪市北区(阪神 大阪梅田駅 徒歩1分/阪急 大阪梅田駅 徒歩7分)671036840
11位みんなの会計事務所大阪市北区661036839
12位マネーフォワード クラウド会社設立全国オンライン109873239
13位司法書士法人大阪泉北合同事務所和泉市2610107237
14位法人設立ワンストップサービス全国オンライン106882236
15位ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス大阪市北区(大阪駅前第三ビル・阪急梅田)、大阪市中央区(難波)651037233
16位大阪会社設立センター大阪府(当該ページで拠点の住所を確認できなかった)64234726
17位原司法書士事務所岸和田市222107225
18位司法書士・行政書士けやき法務事務所東大阪市小阪本町222107225

※ 各軸10点満点の60点満点。確認時点の各社公式サイトの表示にもとづく当サイト調べです。公式サイトに記載がない項目は加点していません。順位は定期的に見直します。

上位に来たのは、顧問契約を条件にせず、料金の内訳をきちんと公開している事務所でした。手数料0円をうたう事業者が上位に来にくいのは、軸4(利用条件のゆるさ)で点が伸びないためです。0円が悪いという話ではなく、条件を含めて見ると総合点が変わる、というだけのことです。

もうひとつ見えてきたのは、大阪に拠点がある事務所ほど、会社設立の総額を細かく公開しているという傾向です。資本金や役員の人数を前提として示したうえで、内訳を項目ごとに並べている事務所が複数ありました。会社設立は多くの方にとって一度きりの手続きなので、こうした情報公開の姿勢は、そのまま相談のしやすさにつながります。

料金非公開の事務所について東大阪市や岸和田市の事務所には、報酬額をサイトに載せていないところがあります。この採点では費用の軸が最低点になりますが、その地域で対面相談したい方にとっては有力な選択肢です。点数だけで切り捨てず、見積もりを取って判断してください。
採点から順位が出るまで
順位はデータから機械的に出しています。

出典:消費者庁「景品表示法」(2026年9月時点)

拠点と顧問契約の要否を並べた比較表

拠点と顧問契約の要否を並べた比較表/大阪の会社設立の代行を比べる

金額だけの比較表は、条件が抜け落ちるので危険です。この表では拠点顧問契約の要否を必ず並べています。拠点は、大阪の制度や管轄について対面で相談できるかに関わりますし、顧問契約の要否は「0円」の意味そのものを変えるからです。

大阪で会社設立の代行を頼める事業者の比較(2026年9月時点)
事業者拠点代行手数料株式会社の総額合同会社の総額電子定款顧問契約の要否
司法書士法人やまぎわ大阪市北区株式会社(大阪)88,000円(税込)/株式会社(全国)99,000円/合同会社88,000円/一般社団法人(大阪)110,000円資本金50万円で約260,000円、資本金100万円で約285,000円、資本金300万円で約295,000円(いずれも概算表示)約153,000円(概算表示)対応(定款印紙代4万円が無料と表示)顧問契約不要と明示。実費は登記事項証明書・法人印鑑証明書・郵送費等で5,000円程度(概算)
ほまれ税理士法人大阪市中央区久太郎町(大阪メトロ本町駅・堺筋本町駅)0円(代行手数料55,000円を同額割引。合同会社は33,000円を同額割引)実質55,000円(自分で設立した場合205,000円との比較表示)。内訳は定款認証印紙代0円+定款認証手数料15,000円+登録免許税150,000円+代行手数料55,000円−代行手数料割引55,000円−特別割引110,000円実質0円(自分で設立した場合60,000円との比較表示)。内訳は登録免許税60,000円+代行手数料33,000円−代行手数料割引33,000円−特別割引60,000円対応(定款認証印紙代0円)特別割引は税理士顧問契約セットの利用者のみに適用され、初年度決算料から割り引く形。税理士顧問契約の期間の縛りはないと表示
弥生のかんたん会社設立全国オンライン0円(サービス登録と書類作成は無料)172,000〜207,000円(弥生のかんたん会社設立の利用時)65,000円(弥生のかんたん会社設立の利用時)対応(紙定款に必要な印紙代40,000円が不要)。電子定款作成またはオンライン申請システムの利用料5,000円が発生するが、弥生会計Nextの年契約で無料と表示弥生会計Nextの年契約により5,000円が無料になる。契約は必須ではない
行政書士南大阪法務事務所堺市西区株式会社(全てお任せプラン)弊所報酬77,000円+司法書士報酬50,000〜100,000円/合同会社(設立サポートプラン)弊所報酬55,000円+司法書士報酬50,000〜100,000円約300,000〜350,000円約160,000〜200,000円対応(いずれの場合も電子定款に対応しており印紙税4万円は不要と明示)顧問契約を条件とする記載は確認できなかった
おおぞら共同司法書士事務所大阪市北区70,000円〜(設立後費用は0円と表示)資本金100万円以下かつ役員2名以下のケースで277,600円(定款認証印紙代0円+定款認証手数料52,000円+登録免許税150,000円+電子認証手数料0円+司法書士手数料75,600円)。自分で設立した場合は242,000円と比較表示公式サイトに記載なし(株式会社設立を専門として案内している)対応(電子認証手数料0円、定款認証印紙代0円)顧問契約は不要。ページ内で「税理士事務所の手数料0円は顧問契約が条件」と比較して説明している
ハートランド税理士法人大阪(当該ページで拠点の住所を確認できなかった)0円(会社設立後に顧問契約を結んだ場合)。顧問契約なしの場合は33,000円税務顧問契約付きで77,000円(特別値引き165,000円を適用)。顧問契約なしで240,500円。自分で設立した場合は242,000円と比較表示公式サイトに記載なし対応(定款認証印紙代が40,000円から0円になると表示)手数料0円は会社設立後の顧問契約が条件
司法書士・社会保険労務士・行政書士 いとう事務所吹田市朝日町司法書士報酬 105,000〜157,500円(税込)。役員構成や資本金などにより30%の範囲内で変動すると表示306,500〜404,000円(定款謄本2通・登記簿謄本3通・印鑑証明書3通を含む場合)公式サイトに記載なし対応(電子認証を利用すると、書面申請の場合に貼付する収入印紙4万円が不要になると表示)顧問契約を条件とする記載は確認できなかった
freee会社設立全国オンライン0円(freee会社設立の利用料金は0円)約16万7,000〜24万2,000円約6万2,000〜10万2,000円対応(電子定款により認証時の収入印紙代4万円が不要)。電子定款代行は行政書士との委任契約で費用が発生するが、freee会計の年間契約により5,000円分を同社が負担すると表示電子定款の費用負担を受けるには freee会計の年間契約が必要。書類作成そのものは無料
大川司法書士・行政書士事務所大阪市福島区特別報酬プラン35,000円(税別)/通常プラン85,000円(税別)。合同会社は特別35,000円/通常75,000円特別報酬プラン217,000円(税別)/通常プラン267,000円(税別)。いずれも資本金100万円未満・発起人と役員が同一の一人の場合。内訳は定款認証実費約32,000円+定款の印紙0円+登録免許税150,000円+事務所報酬特別報酬プラン95,000円(税別)/通常プラン135,000円(税別)。資本金800万円以下・役員が一人の場合。内訳は定款認証実費なし+定款の印紙0円+登録免許税60,000円+事務所報酬対応(電子定款対応により定款の印紙は0円)特別報酬プランは、士業専門家ネットワークの税理士と顧問契約を結ぶことが条件。通常プランなら顧問契約なしで依頼できる
大阪市梅田会社設立センター大阪市北区(阪神 大阪梅田駅 徒歩1分/阪急 大阪梅田駅 徒歩7分)0円(当社手数料0円と表示)62,000円(税抜)/内訳:定款認証印紙代0円+定款認証手数料32,000円+登録免許税150,000円+当社手数料0円内訳の表示は 定款認証印紙代0円+登録免許税60,000円+当社手数料0円。合計欄の表示が判読できなかったため、合同会社の総額は公式サイトで再確認すること対応(電子定款により定款認証印紙代4万円が0円)手数料0円は税務顧問契約とセット。税務顧問費用は初年度最大120,000円の割引があり、割引額は契約により変動すると表示
みんなの会計事務所大阪市北区0円124,000〜200,000円(キャッシュバック適用時)4,000〜60,000円(キャッシュバック適用時)対応(電子定款のため印紙代は不要と明示)手数料0円は、会社設立後に最低1年間の税務顧問契約を締結する場合に適用
マネーフォワード クラウド会社設立全国オンライン0円(サービス利用料0円)17万2,000円(定款作成手数料・印紙代5,000円+定款認証1万7,000円+登録免許税15万円)6万5,000円(定款作成手数料・印紙代5,000円+登録免許税6万円)対応。電子定款により収入印紙4万円が不要になり、定款作成手数料・印紙代は5,000円と表示(自分で紙定款を作る場合は4万円)マネーフォワード クラウドの有料プラン契約で電子定款作成費用5,000円が無料になる特典あり。契約は必須ではない
司法書士法人大阪泉北合同事務所和泉市公式サイトに司法書士報酬の内訳の記載なし(総額のみ表示)32万円〜35万円(登録免許税等の実費込みのトータル費用として表示)25万円〜27万円(同上)対応(定款電子認証に対応し、40,000円の印紙代が不要と明示)顧問契約を条件とする記載は確認できなかった
法人設立ワンストップサービス全国オンライン0円(公的サービスのため利用料はかからない)法定費用のみ(サービス自体の手数料はない)法定費用のみ(サービス自体の手数料はない)マイナンバーカードによる電子署名を用いる。定款認証の嘱託を含む手続をオンラインで行えるマイナンバーカードと対応する読み取り環境が必要。契約などの前提はない
ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス大阪市北区(大阪駅前第三ビル・阪急梅田)、大阪市中央区(難波)0円約67,000円(セット割引と特別割引を適用した場合)公式サイトに記載なし対応(電子定款を利用するため収入印紙代4万円がかからないと明示)手数料0円は税務顧問とのセット契約が条件
大阪会社設立センター大阪府(当該ページで拠点の住所を確認できなかった)手数料無料と表示「手数料無料&128,000円のみ」と表示。株式会社・合同会社それぞれの内訳はページ内のタブで切り替わる形になっており、静的なページからは確認できなかった。株式会社は登録免許税だけで15万円かかるため、この128,000円に何が含まれるかは要確認上と同じ表示。内訳を確認できなかった公式サイトに記載なし設立後に顧問税理士を利用する前提で費用を抑える建て付け
原司法書士事務所岸和田市公式サイトに記載なし公式サイトに記載なし公式サイトに記載なし公式サイトに記載なし顧問契約を条件とする記載は確認できなかった
司法書士・行政書士けやき法務事務所東大阪市小阪本町公式サイトに記載なし(初回40分の相談料は無料と表示)公式サイトに記載なし公式サイトに記載なし公式サイトに料金・対応の明示なし顧問契約を条件とする記載は確認できなかった

※ 確認時点の各社公式サイトの表示にもとづきます。記載がない項目は「公式サイトに記載なし」としています。料金・条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。掲載は当サイト調べです。

表は横に長いので、スマートフォンでは表の中だけが横にスクロールします。画面の幅が狭いときはカード型の並びに切り替わるので、1件ずつ拠点と条件を確かめてください。

「0円」の中身は同じではない
0円の条件は4つのタイプに分かれます。

出典:消費者庁「景品表示法関係ガイドライン等」(2026年9月時点)

「手数料0円」の条件は、大阪の事業者でも各社ばらばらだった

「手数料0円」の条件は、大阪の事業者でも各社ばらばらだった/大阪の会社設立の代行を比べる

今回確認した範囲では、手数料0円を掲げている事業者がいくつもありました。ただし0円になる条件は同じではありません。設立後に最低1年間の税務顧問契約を求めるところ、税務顧問とのセット契約が前提のところ、顧問契約は必要でも期間の縛りはないと明記しているところ、会計ソフトの年間契約で電子定款の費用を負担するところがありました。

  • 最低1年の税務顧問契約が条件:途中で解約できないため、年間の顧問料まで含めて考える必要があります
  • 税務顧問とのセット契約が条件:契約期間の記載がない場合、必ず問い合わせて確かめてください
  • 顧問契約は必要だが期間の縛りなし:合わなければ変えられるので、条件としては軽いほうです
  • 会計ソフトの年間契約で無料:ソフトを使う予定があるなら実質の負担は小さくなります

興味深いことに、大阪のある司法書士事務所は自分のサイトで「税理士事務所の手数料0円は顧問契約が条件で、月2万円なら年24万円になる」と比較して説明していました。条件を同じ場所に書くという姿勢は、依頼先を選ぶうえで一つの目安になります。

会社設立の手数料が0円になること自体は、利用者にとって悪い話ではありません。問題になるのは、条件を知らないまま申し込んでしまう場合です。大阪で会社設立を頼むときも、0円の表示を見たら「では、その分どこで採算を取っているのか」を一度考えてみてください。多くの場合は設立後の顧問料であり、それが必要な人にとってはむしろ合理的な組み合わせになります。

条件が注記でしか書かれていない場合「0円」が大きく、条件が小さな注記でしか書かれていない構成は、受け取り方を誤らせるおそれがあります。気づきにくいところに条件が置かれていたら、その点も含めて問い合わせて確かめてください。
「0円」を見たときに確かめること
この4つを聞けば、0円の中身がだいたい分かります。

参考:消費者庁「「No.1表示に関する実態調査報告書」の公表について」(2026年9月時点)

定款認証の1万5,000円の区分を反映している事業者は少なかった

定款認証の1万5,000円の区分を反映している事業者は少なかった/大阪の会社設立の代行を比べる

2024年12月1日から、株式会社の定款認証手数料に新しい区分ができました。資本金の額等が100万円未満で、発起人の全員が自然人かつ3人以下、発起設立、取締役会を置かない、という条件をすべて満たすと1万5,000円になります。

今回18件を確認したところ、この区分を料金表に反映していたのは3件だけでした。残りは3万2,000円や5万2,000円といった従来の金額のままで、なかには「資本金100万円未満・役員1〜2名」を前提にしたプランなのに、高い区分の額を使っているものもありました。

資本金100万円以上なら、要件を満たしても下がりません1万5,000円になるのは資本金の額等が100万円未満の区分の中だけです。発起人3人以下などの条件を満たしても、資本金が100万円以上なら4万円・5万円のままです。3つの要件だけを挙げて「1万5,000円になる」と書いている解説があるので、注意してください。

料金表が古いこと自体は、その事務所が不誠実だという意味ではありません。ただし総額を比べるときの前提がずれるので、見積もりのときに「自分の条件だと定款認証はいくらになるか」を必ず確かめてください。

定款認証手数料の区分
2026年9月時点の定款認証手数料。

出典:日本公証人連合会「公証人手数料令の一部を改正する政令の公布について」(2026年9月時点)

大阪の制度に対応できるかどうかで、総額はさらに変わる

大阪の制度に対応できるかどうかで、総額はさらに変わる/大阪の会社設立の代行を比べる

6軸の5番目に置いた「大阪の制度・管轄への対応」は、金額に直接効いてきます。大阪市などの特定創業支援等事業の証明書があれば、登録免許税が株式会社で7万5,000円、合同会社で3万円まで下がるからです。代行手数料の差より大きくなることもあります。

ただしこの証明書は、依頼先が取ってくれるものではありません。本店を置く市町村の講座などで4回以上かつ1か月以上の支援を受け、自分で申請して交付を受ける必要があります。大阪市の場合、交付手数料は無料で、申請から交付まではおおむね10日程度が目安です。

証明書には見落とされやすい制約があります会社設立の前に取る必要があり、証明書を取る市町村と本店所在地が違うと登録免許税の軽減を受けられません。さらに、すでに事業を開始している法人の代表者は軽減の対象外です。スケジュールに余裕をもって動いてください。

会社設立の代行を頼むかどうかを考えるとき、この証明書の存在は見落とされがちです。代行手数料を数万円安くすることばかりに目が向きますが、証明書ひとつで7万5,000円が動くのですから、大阪で会社設立をするなら、まずこちらを検討したほうが効果は大きくなります。講座の日程が合うかどうかも含めて、早めに市町村の窓口を確認してください。

全国対応のクラウドサービスを使う場合、この段取りは自分で進めることになります。3社のうち1社は、証明書による軽減について「紙申請なら対応、オンライン申請は法務局に相談」と自社のページに明記していました。大阪で軽減まで狙うなら、こうした案内があるかどうかも見ておくのがおすすめです。

証明書の有無で変わる株式会社の実費
証明書があるとないとで、7万5,000円の差が出ます。

出典:大阪市「特定創業支援等事業」(2026年9月時点)

まとめ:あなたに合うのはどれか、条件で分ける

まとめ:あなたに合うのはどれか、条件で分ける/大阪の会社設立の代行を比べる

ここまで6軸で採点してきましたが、全員にとっての1位というものはありません。設立の後に何をしたいかで、選ぶべき相手は変わります。最後に、大阪でよくある条件ごとに整理しておきます。

費用をいちばん小さくしたい顧問契約が条件にならない事務所か、自分で登記まで進める方法が向きます。本店を置く市町村で特定創業支援等事業の証明書を取れば、登録免許税がさらに半額になります。
大阪市内で証明書を取って軽減を受けたい証明書を取る市町村と本店所在地をそろえてください。全国対応のクラウドサービスでも設立自体はできますが、証明書の段取りは自分で進めることになります。
堺・南大阪に本店を置く申請先は堺支局です。岸和田支局や富田林支局では設立登記を申請できません。堺市や和泉市、岸和田市に事務所を構える司法書士なら、この地域の事情を前提に相談できます。
北摂に本店を置く申請先は北大阪支局です。吹田・豊中・高槻・茨木を対応地域に挙げている事務所があります。
東大阪・八尾に本店を置く申請先は東大阪支局です。東大阪市内にも登記を扱う事務所はありますが、料金を公開していないところが多いので、見積もりを取って比べてください。
一人で設立して、すぐ登記したい最短1日や最短3日をうたう事務所があります。ただし定款認証と資本金の払込みの段取り次第なので、必ず自分の予定で確かめてください。
設立後も相談相手が欲しい税務顧問とセットのプランが向きます。この場合、手数料0円は「顧問料に含まれている」と考えて、年間の負担で比べてください。

会社設立の依頼先選びで後悔しやすいのは、「安いと思って選んだら条件が付いていた」「急いでいたのに日程が合わなかった」の2つです。どちらも、見積もりの段階で会社設立の総額と条件を文章で確認しておけば避けられます。大阪には選択肢が十分にあるので、1社だけ見て決める必要はありません。

どの道を選んでも、本店をどこに置くかだけは先に決めておく必要があります。住所が決まれば申請先の法務局は自動的に決まり、証明書を取るべき市町村も決まるからです。大阪で会社設立を進めるなら、まずそこから固めるのがおすすめです。

条件を決める順番
依頼先を選ぶ前に決めておくことの順番。

出典:大阪法務局「取扱事務一覧表(商業・法人登記、電子認証)」(2026年9月時点)

最後に:申し込む前に、この2つだけ問い合わせて確かめてください

気になる依頼先が見つかったら、申し込む前に「自分の資本金と役員構成だと、実費込みでいくらになるか」と、「その金額になる条件は何か」の2つを、必ず問い合わせて確かめてください。この記事の金額は各社が公式サイトに載せている条件での表示であって、あなたの会社の条件でそのまま当てはまるとは限りません。

大阪には、顧問契約を前提としない司法書士事務所も、設立後の税務まで一緒に見てくれる税理士法人も、自分で進めるための公的なオンライン窓口もそろっています。どれがおすすめかは、設立の後に何をしたいかで変わります。費用をいちばん小さくしたいのか、設立後の相談相手も同時に決めたいのか、そこを先に決めておくと、比較表の見え方が変わってくるはずです。

料金と制度はどちらも変わります。この記事の数字も、実際に動く前にもう一度、各社の公式ページと自治体の公式ページでご確認ください。大阪での会社設立が、納得のいく形で進むことを願っています。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順に優劣の意味はありません。並び順はページごとに変えており、順位付けではありません。いずれも当サイトが実際に検索してURLの存在を確認したサイトです(確認時点の情報のため、移転・終了している場合があります)。

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