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大阪の公証役場11か所から定款認証を受ける役場を選ぶ|予約から当日までの段取り

会社設立 大阪 公証役場 定款認証 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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この記事は、株式会社の定款認証をこれから受ける方に向けたものです

株式会社の会社設立では、定款を公証役場で認証してもらう必要があります。ところが公証役場は、多くの方にとって一生に何度も行く場所ではありません。どこを選べばよいのか、何を持って行けばよいのかが分かりにくいところです。

この記事は、大阪府内で株式会社の会社設立をしようとしていて、定款認証をこれから受ける方に向けて書いています。府内11か所の公証役場をどう選ぶか、事前確認から予約、当日までの段取りを整理しました。合同会社を作る方は定款認証そのものが不要なので、この記事は読まなくて構いません。

本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。手続きは2026年9月に公式ページを確認した時点のものです。必要書類や進め方は公証役場によって案内が異なることがあるため、必ず事前にご確認ください。

大阪府内の公証役場は11か所。市内に6か所が集中している

大阪府内の公証役場は11か所。市内に6か所が集中している/大阪の会社設立の代行を比べる

大阪府内の公証役場は11か所です。大阪法務局が公表している一覧によると、梅田・平野町・本町・江戸堀・難波・上六の6か所が大阪市内にあり、市外は枚方・高槻・堺・岸和田・東大阪の5か所です。

大阪市内に集中しているのが特徴で、北区・中央区・西区・浪速区・天王寺区に置かれています。市内で会社設立をする方にとっては、通いやすい場所を選べる状況です。

大阪府内の公証役場(2026年9月時点)
公証役場 所在 最寄りになるエリア
梅田公証役場 大阪市北区 梅田・北区周辺
平野町公証役場 大阪市中央区 本町・淀屋橋周辺
本町公証役場 大阪市中央区 本町周辺
江戸堀公証役場 大阪市西区 西区・靱公園周辺
難波公証役場 大阪市浪速区 難波・日本橋周辺
上六公証役場 大阪市天王寺区 上本町・天王寺周辺
枚方公証役場 枚方市 北河内(枚方・寝屋川・交野)
高槻公証役場 高槻市 北摂(高槻・茨木・摂津)
東大阪公証役場 東大阪市 中河内(東大阪・八尾・柏原)
堺公証役場 堺市 堺・南河内
岸和田公証役場 岸和田市 泉州(岸和田・貝塚・泉佐野)

名称は大阪法務局の公表一覧のとおりです。「堺合同公証役場」といった表記を見かけることがありますが、公式の一覧では「堺公証役場」です。

名称は公式の一覧どおりに確認してください

公証役場の名称は、解説サイトによって表記が揺れていることがあります。会社設立の書類に役場名を書く場面はほとんどありませんが、問い合わせるときに名前が違うと探しにくくなります。大阪法務局の公証役場一覧で確認するのがおすすめです。

南河内や泉州のエリアからは、堺か岸和田が最寄りになります。豊中市や吹田市、池田市、箕面市には公証役場がないため、北摂の西側から会社設立をする方は高槻か大阪市内を選ぶことになります。

公証役場の分布
市内に偏った分布になっています。

出典:大阪法務局「公証役場一覧」(2026年9月時点)

本店所在地の都道府県内なら、どこの役場でもよい

本店所在地の都道府県内なら、どこの役場でもよい/大阪の会社設立の代行を比べる

定款認証で意外と知られていないのが、役場を自由に選べるということです。本店所在地の都道府県内の公証役場であれば、どこで認証を受けても構いません。

会社設立の登記は本店所在地から申請先が決まりますが、定款認証にはそうした管轄の縛りがありません。大阪府内に本店を置くなら、府内11か所のどこを選んでもよいということです。

たとえば東大阪市に本店を置く会社が、梅田の公証役場で認証を受けることもできます。堺市に本店を置いて、難波の公証役場を使うこともできます。会社設立の予定に合う日程が取れる役場を選ぶのがおすすめです。

この違いは、会社設立の準備で混乱しやすいところです。「近くの公証役場に行かないといけない」と思い込んで、予約が取れずに日程が押してしまう方がいます。選べるということを知っておくだけで、段取りの自由度が上がります。

法務局の管轄と混同しないでください大阪府内で設立登記の申請を扱うのは、大阪法務局の本局・北大阪支局・東大阪支局・堺支局の4庁だけで、こちらは本店所在地から自動的に決まります。公証役場は選べて、法務局は選べないと覚えてください。

選ぶ基準としては、距離のほかに予約の取りやすさがあります。混み具合は時期によって変わるので、急いでいるなら複数の役場に問い合わせてみるのも手です。会社設立の日程が決まっている場合は、この確認を早めにしておくと安心できます。

選べるものと選べないもの
自由度が違います。

出典:日本公証人連合会「9-4 定款認証」(2026年9月時点)

まず定款の案を送って、事前確認を受ける

まず定款の案を送って、事前確認を受ける/大阪の会社設立の代行を比べる

定款認証の実務は、事前確認から始まります。完成した定款を持って行けばその場で認証してもらえる、というものではありません。まず案を送って内容を点検してもらい、指摘を受けて直してから予約を取ります。

送り方は公証役場によって違いますが、メールで受け付けているところが多くなっています。電話で問い合わせて、送付先を確認するところから始めてください。会社設立が初めてなら、この事前確認は積極的に使うのがおすすめです。

見てもらうのは、定款の記載が会社法の要件を満たしているかどうかです。絶対的記載事項が欠けていないか、事業目的の書き方に問題はないか、発起人の記載と印鑑証明書の内容が一致しているか、といったところを確認されます。

事前確認は無料で受けられるのが一般的です。認証の手数料は当日に払うもので、相談の段階で費用が発生することはまずありません。会社設立が初めてなら、気軽に問い合わせてみるのがおすすめです。

往復に数日かかることがあります指摘を受けて直し、再度送って確認してもらう。この往復が1回で済むとは限りません。会社設立の日程を組むとき、事前確認に数日から1週間ほど見ておくのがおすすめです。

司法書士や行政書士に会社設立を依頼している場合、この事前確認は依頼先がやってくれます。自分で進める場合だけ、自分で公証役場とやりとりすることになります。

事前確認から認証まで
いきなり4から始めないでください。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年9月時点)

事業目的の書き方でつまずきやすい

事業目的の書き方でつまずきやすい/大阪の会社設立の代行を比べる

事前確認でよく指摘されるのが、事業目的の書き方です。定款の事業目的は、そのまま登記事項になります。そのため登記できる表現である必要があります。

具体性がなさすぎる表現や、意味が特定できない造語は指摘を受けることがあります。逆に具体的すぎると、会社設立の後に事業を広げたときに目的の変更登記が必要になることもあります。

実務でよく取られるのは、現在やる予定の事業を具体的に書いたうえで、関連しそうな事業もあらかじめ入れておくという方法です。最後に「前各号に附帯関連する一切の事業」と入れるのも定番です。

許認可が必要な業種は書き方が決まっていることがあります建設業や不動産業、人材派遣などの許認可が必要な業種では、許可の申請時に事業目的の記載を求められることがあります。会社設立の前に、許認可の要件を確認しておくのがおすすめです。後から変更登記をすると余計な費用がかかります。

参考にしやすいのは、同業他社の登記事項証明書です。法務局で誰でも取得できるので、どういう表現が実際に登記されているかを見ることができます。会社設立の準備として、一度見てみるのもおすすめです。

事業目的を決めるときに確かめること
後から変えると費用がかかります。

出典:法務局「商業・法人登記の申請書様式」(2026年9月時点)

当日の持ち物と、認証にかかる時間

当日の持ち物と、認証にかかる時間/大阪の会社設立の代行を比べる

事前確認が終わって予約が取れたら、当日に必要なものを用意します。紙の定款で認証を受ける場合と、電子定款の場合で少し違いますが、共通して必要になるのは発起人の印鑑証明書です。

  • 定款:紙の場合は3部(公証人保存用・会社保存用・登記申請用)
  • 発起人全員の印鑑証明書:発行から3か月以内のもの
  • 発起人の実印:訂正が必要になる場合に備えて
  • 収入印紙4万円:紙の定款の場合のみ。電子定款なら不要
  • 公証人手数料:資本金の額等によって1万5,000円から5万円
  • 謄本の手数料:1枚250円
  • 身分証明書:本人確認のため

電子定款の場合は、紙の定款を3部用意する必要がありません。その代わり、電子データに電子署名を付けて送信する形になります。手順が紙と違うので、予約のときに公証役場へ確認しておくのがおすすめです。

代理人が行く場合は委任状も必要です。司法書士や行政書士に会社設立を依頼している場合、この委任状を用意することになります。

印鑑証明書の期限に注意してください発行から3か月以内のものが求められます。会社設立の準備を早めに始めて、印鑑証明書を先に取ってしまうと期限が切れることがあります。定款の事前確認が終わってから取るのがおすすめです。

認証そのものにかかる時間は、それほど長くありません。事前確認が済んでいれば、当日は内容の確認と署名で終わります。会社設立の工程のなかでは、準備のほうに時間がかかると考えてください。

認証当日に支払うもの(資本金100万円未満・4条件を満たす場合)
電子定款かどうかで4万円変わります。

出典:日本公証人連合会「公証人手数料令の一部を改正する政令の公布について」(2026年9月時点)

ウェブ会議での認証が原則化されている

ウェブ会議での認証が原則化されている/大阪の会社設立の代行を比べる

2024年3月1日から、定款認証のウェブ会議での対応が全国の公証役場で原則化されました。これにより、公証役場に出向かずに認証を受けられる場面が増えています。

会社設立の手続きのなかで、公証役場に行くことが負担だった方には大きな変化です。平日の日中に時間を取れない方や、南河内・泉州から堺や岸和田まで出向くのが遠いという方にとって、選択肢が広がりました。

ウェブ会議で認証を受ける場合も、事前確認の流れは同じです。定款の案を送って点検してもらい、直してから日時を予約します。当日の進め方は公証役場によって案内が異なるので、予約のときに確認してください。

「48時間以内の処理」は大阪では対象外です定款認証を原則48時間以内に処理する取組がありますが、これは本店を東京都内または福岡県内に置き、その都県内の公証役場に嘱託する場合が対象です。大阪府は対象外なので、大阪で会社設立をする方はこの取組を前提に日程を組まないでください。

大阪で会社設立をする方にとっては、この48時間処理の対象外である点は押さえておきたいところです。他府県向けの記事を読んで「48時間で終わる」と考えて日程を組むと、実際とずれてしまいます。

ウェブ会議に対応しているからといって、認証が早く終わるわけではありません。移動の手間が省けるだけで、事前確認に時間がかかることは変わりません。会社設立の日程には、引き続き余裕をもたせてください。

ウェブ会議での認証
移動は省けますが、準備の時間は変わりません。

出典:法務省「スタートアップ支援のための定款認証に関する新たな取組について」(2026年9月時点)

合同会社なら、この工程は丸ごとない

合同会社なら、この工程は丸ごとない/大阪の会社設立の代行を比べる

ここまで定款認証の段取りを見てきましたが、合同会社にはこの工程がありません。公証人の認証の対象は株式会社と特定目的会社なので、合同会社は定款を作ったらそのまま登記に進めます。

つまり合同会社を選べば、公証役場を選ぶことも、事前確認を受けることも、予約を取ることも、印鑑証明書を用意して出向くことも不要になります。会社設立の日程が読みやすくなるという意味でも、差は小さくありません。

費用の面でも、公証人手数料の1万5,000円から5万円と謄本代がかかりません。登録免許税も株式会社の下限15万円に対して合同会社は6万円です。会社設立の法定費用は、合同会社なら6万円で済みます。

紙の定款なら収入印紙は合同会社でもかかります定款認証が不要でも、紙で定款を作れば収入印紙4万円は必要です。電子定款にすれば不要になるのは、株式会社と同じです。

会社設立の手続きの負担を軽くしたいなら合同会社、対外的な信用や外部からの資金調達を重視するなら株式会社。この記事の内容を読んで「定款認証が面倒だ」と感じたなら、会社の種類そのものを見直してみるのもおすすめです。

定款認証の有無による違い
工程がひとつあるかないかの差です。

出典:中小企業庁「会社設立時の登録免許税の軽減について」(2026年9月時点)

まとめ:役場選びより、連絡のタイミングが大事

まとめ:役場選びより、連絡のタイミングが大事/大阪の会社設立の代行を比べる

大阪で定款認証を受けるときの要点をまとめます。府内11か所のどこでも受けられるので、役場選びで悩む必要はあまりありません。それより大事なのは連絡のタイミングです。

  1. 定款の案ができたら、すぐ公証役場に連絡する:完璧にしてから、と考えないでください
  2. 事前確認で指摘を受けて直す:往復に数日から1週間かかることがあります
  3. 予約を取る:会社設立の予定日から逆算して押さえます
  4. 印鑑証明書を取る:発行から3か月以内。事前確認の後に取るのがおすすめです
  5. 認証を受ける:ウェブ会議も選べます

会社設立の日程で読みにくいのは、この事前確認の往復です。ここさえ早く始めてしまえば、あとは予約の空き次第で日程が立ちます。

認証が済んだら、資本金を払い込んで登記の申請です。大阪府内で設立登記の申請を扱うのは、本局・北大阪支局・東大阪支局・堺支局の4庁だけで、本店所在地から決まります。公証役場と違って選べないので、間違えないようにしてください。

自分で会社設立を進めるのが不安なら、定款の作成と認証だけを行政書士や司法書士に頼むという方法もあります。電子定款にすれば収入印紙4万円が浮くので、その分で依頼料の一部をまかなえる場合もあります。

認証が済んだ後の流れ
認証はゴールではなく通過点です。

出典:大阪法務局「管轄区域一覧」(2026年9月時点)

最後に:定款の案ができたら、すぐ連絡してください

定款認証でつまずく方の多くは、公証役場に連絡するのが遅いという点が共通しています。完璧な定款を作ってから持ち込もうとすると、指摘を受けて直し、また予約を取り直すことになりかねません。

案ができた段階で送ってしまい、指摘を受けながら仕上げるほうが早く済みます。公証人は会社設立の手続きを日常的に扱っているので、素人が見落とすところを的確に指摘してくれます。遠慮せずに相談してみてください。

大阪府内には11か所の公証役場があり、どこで受けても構いません。ウェブ会議での認証も原則化されています。会社設立の日程に合う役場を選んで、余裕をもって進めてください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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